出戻ってきた秀才・許清嘉と、自由を求める肉屋の娘・胡嬌。再会から始まる二人の関係は、まさかの契約結婚に!?
恋も人生もこじれ気味なこの結婚、波乱の幕開け！
Contents
「玉面桃花～福を呼ぶ契約結婚～」第1話 あらすじ：七年ぶりの再会と拒絶（ネタバレあり）
七年の歳月を経て、許清嘉は科挙に合格し、故郷・雲?鎮へと戻ってきた。幼い頃に両親を亡くし、胡家に身を寄せながら学問に励んだ彼にとって、この合格は努力の結晶であり、新たな人生の幕開けを意味していた。だが、彼の心にはもう一つの決意があった??かつて共に育った胡嬌との結婚である。
胡家に戻ると、清嘉は皆の前で堂々と胡嬌に結婚を申し込む。しかし、返ってきたのは期待とは裏腹の冷たい拒絶だった。
「私は自分の人生を自分で選びたいの！」
胡嬌の瞳には、肉屋を切り盛りする娘としての誇りと、自らの手で未来を切り拓こうとする強い意志が宿っていた。彼女にとって、清嘉はあまりにも優しすぎ、頼りなく映っていたのだ。
驚きと戸惑いの中、清嘉は必死に理由を尋ねるが、胡嬌はさらに言葉を重ねる。
「七年間、一度も手紙の一通すら寄越さなかったくせに、今さら何を言い出すの？」
彼女の声には怒りが滲み、二人の間の空気は次第に険悪になっていく。だが、この口論を止めたのは、胡嬌の父・胡厚福だった。彼は最初こそ清嘉との結婚に難色を示していたものの、彼の真摯な想いを聞き、ついには結婚を支持する立場へと変わってしまう。
「なぜ、お父さんまで…？」
父の態度の急変に戸惑う胡嬌。まるで清嘉が何かを吹き込んだかのような展開に、彼女の反発心はさらに強まる。一方の清嘉は、胡嬌の心を理解しようと努力しながらも、胡家への恩を返すため、何としてでもこの結婚を成し遂げる覚悟を固めるのだった。
こうして、互いの思惑が交錯する中、波乱に満ちた契約結婚への道が開かれる??果たして、この結婚は運命なのか、それともただの誤算なのか？
＼ここがポイント！／
- 七年ぶりに故郷へ戻った清嘉が胡嬌に結婚を申し込むが、まさかの拒絶
- 胡嬌の父・胡厚福が結婚を支持する意外な展開に
「玉面桃花～福を呼ぶ契約結婚～」第2話 あらすじ：胡嬌の心の葛藤と契約結婚
胡嬌は、婚約者である許清嘉と向き合いながらも、心の中では一つの決意を固めていた。「私は、母のように自分の意志で伴侶を選びたい」??親が決めた結婚に縛られるのではなく、自らの人生を自分の手で切り開きたいのだ。だからこそ、許清嘉との結婚話に抵抗し、その理由を彼に伝える。しかし、許清嘉は真剣なまなざしで彼女の言葉を受け止め、簡単には引き下がらなかった。
そんな中、胡嬌は酒席で許清嘉のふさわしさを試そうと画策する。彼が未来の夫として相応しくないと証明すれば、この縁談を破談にできるかもしれない??そう考えたのだ。だが、思惑は裏目に出る。酒席の場でうまく立ち回れず、逆に父親の怒りを買ってしまう。結果、胡嬌は納戸に閉じ込められることに。「こんなの、不公平よ……！」悔しさを噛みしめながらも、彼女は決して諦めなかった。
一方の許清嘉は、都から迎え入れた丞相府の第2執事・賈権と顔を合わせていた。彼にとって、この結婚は恩返しのためであり、丞相府の立場を固めるためでもあった。だが、肝心の胡嬌が彼を受け入れない以上、先はまだ見えない。彼女の心をどうすれば開けるのか??その答えを模索しながら、許清嘉は静かに思案を巡らせた。
その頃、胡嬌は黙って閉じ込められているつもりはなかった。彼女は家を抜け出し、?局の阿牛に会いに行く。自由を求める彼女の心が、足を動かしたのだ。けれど、家族の意向もまた、彼女の未来に影響を及ぼし始めていた。父親は許清嘉との結婚を支持し、その態度が次第に変化していく。家族の期待、許清嘉の誠実な想い、そして自分自身の夢??その狭間で、胡嬌の心は揺れ動く。
「私は、本当にこの結婚を拒むべきなの…？」
彼女の決意は揺らぎ始めていた。そして、その迷いこそが、新たな物語の幕開けとなる??。
＼注目ポイントはこちら！／
- 胡嬌が結婚を拒む真の理由が明らかに
- 酒席での策略が裏目に出て閉じ込められる胡嬌の奮闘
「玉面桃花～福を呼ぶ契約結婚～」第3話 あらすじ：清嘉の決断と胡嬌の提案
許清嘉は、丞相・賈昌から持ちかけられた縁談を断った。名家との結びつきは彼の将来にとって有益なはずだったが、彼は胡嬌との「契約」を優先することを選んだ。表向きには筋を通すため、しかし内心では胡嬌への気持ちを自覚し始めていたのかもしれない。
一方、胡嬌は許清嘉が帰郷すると、きっぱりと結婚を拒絶した。彼女の夢は肉屋を開くこと。許清嘉のような役人と結ばれることで、自分の自由が奪われることを恐れていた。しかし、拒絶の裏には、彼の性格や価値観への違和感もあった。理知的で几帳面な許清嘉と、自由奔放な胡嬌――二人はあまりにも違いすぎる。
それでも、許清嘉にとって結婚は必要だった。丞相の縁談を断った以上、世間体を保つためにも胡嬌との婚姻を成立させなければならない。だが、胡嬌は簡単には首を縦に振らなかった。彼女は3年後に離縁し、その間に俸禄を貯めて自分の店を開くという条件を持ち出す。契約結婚を、彼女なりの未来への足がかりにしようと考えたのだ。
こうして二人の「条件付きの結婚」が成立し、許清嘉は新たな任務地・上庸へと赴任した。しかし、そこは腐敗した役人たちが支配する土地だった。彼は理想と現実の壁に直面し、孤軍奮闘することになる。そんな彼の姿を見た胡嬌は、次第に彼の誠実さに気づいていく。最初は反発していた彼女だったが、許清嘉を支えようと決意するのだった。
互いの思惑が交錯する中で始まった結婚生活。しかし、それはただの「契約」では終わらない予感を秘めていた??。
＼この回の見どころ！／
- 清嘉が名家との縁談を断り、胡嬌との契約結婚を選ぶ決意
- 胡嬌が3年後の離縁と店の開業を条件に結婚を受け入れる提案
玉面桃花～福を呼ぶ契約結婚～ 第4話 あらすじ：二人の絆が試される山道での冒険
許清嘉（シュー・チンジア）が墓参りから戻らないと聞いた瞬間、胡嬌（フー・ジャオ）の胸に不安が広がった。普段は冷静な彼女も、許清嘉のこととなると気持ちがざわつく。いてもたってもいられず、林阿牛（リン・アニュウ）たちと共に捜索に向かうことを決めた。
許清嘉が向かったのは、狼が出没すると噂される危険な山道だった。しかも、夜になると雨が降り始め、足元はどんどん悪くなっていく。胡嬌は木々の間を縫うように進み、途中で果物を見つけて口にしながらも、緊張を緩めることはなかった。彼の無事を確認するまでは、安心などできない。
突然、背後から足音が聞こえた。胡嬌の反射神経が働く。咄嗟に振り向き、一撃を加えた――が、その相手こそ探し求めていた許清嘉だった。「お前、容赦ないな…」彼は苦笑しながらも、彼女を近くの洞穴へと連れて行く。そこは彼が雨宿りのために見つけた避難場所だった。
洞穴の中、許清嘉は手際よく火を起こし、じんわりと暖かさが広がる。胡嬌は濡れた衣服を着替えるため、「後ろを向いていて」と命じる。許清嘉は素直に従ったが、炎の揺らめきに映る彼女の影に、ふと胸がざわめいた。これは単なる契約のはずなのに――この違和感の正体は何なのか、自分でも分からない。
翌朝、何事もなく家に帰れた胡嬌を待っていたのは、父・胡庭芝（フー・ティンズー）からの花嫁衣装だった。最初は渋っていた彼女だったが、それが母の手によるものだと知ると、心が揺れた。家族の想いが込められた衣装を拒むことはできない。胡嬌は静かに袖を通し、心を決めた。
そして迎えた結婚式当日。胡家には親しい者たちが集まり、祝福の声が響く。そんな中、賈権（ジャー・チュエン）は許清嘉をじっと見つめ、静かに警告する。「お前の過去の行動が、胡家に影響を及ぼすことがないようにな」それは、許清嘉の過去に何か秘密があることを示唆していた。
胡嬌と許清嘉の関係は、ただの契約から、少しずつ別の形へと変わろうとしていた。だが、まだ気づいていない。二人を待ち受ける運命が、これから大きく動き出すことを――。
＼見逃せないポイント！／
- 危険な山道での捜索により、二人の関係が大きく前進
- 結婚式当日に垣間見える許清嘉の過去と胡家への不安
感想
最初は「なんでそこまで拒む？」って思った胡嬌の気持ちも、回を追うごとにちゃんと理由が見えてきて納得。清嘉も頼りなさそうに見えて、実は芯があって真っ直ぐなところがじわじわ効いてくる。2人の距離が縮まりそうで縮まらないもどかしさがクセになります。そして、契約結婚から始まるただじゃ終わらない展開も見どころ満載！
